話せば本当に長くなるのですが、
このお家に入居して落ち着いてから子供はずっと欲しいと思っていました。
さかのぼると、結婚したのは24歳。
そのときはまだ仕事もちょうど面白くなったときでしたし、
だんなさんとも二人の時間を楽しみたいと思って、
子供はまだ先だと思っていました。
欲しいと思ったらすぐにできると思っていたので。
ところが、この家に入居し、落ち着いて、いざ欲しいと思っても
世の中思う通りにはいきませんでした。
特にせっかちな私は欲しいと思ったら、来月にでもというタイプだったので、
急に焦り始めたのでした。
病院に行ったりもしましたが、特に原因もなく、
原因がわからない人も10%くらいいるといわれました。
授かりものの意味がよくわかりました。
ちょうど年齢的にも友達は出産ラッシュ。
友達の妊娠を聞くたびに、おめでとうと言いつつ、涙がでました。
でも、前向きな性格のため、“子供がいない人生もありで、
二人だから出来ることもいっぱいあるし、
わたしには子育て以外に何か使命があるのかも?”なんて考えたりしました。
この数年間、ずっと落ち込んだり、開き直ったり、
子供のことは私にとって触れて欲しくないことでした。
あと数年で結婚10周年。
そのときになっても子供を授からなかったら、
イタリアへ旅行して、子供についても気持ちを切り替えようと最近考え始めました。
年齢的にも積極的な治療をするかどうしようか迷っていたとき、
偶然
大葉ナナコさんという人が書いた記事を雑誌で読みました。
カリスマバースコーディネーターとういう彼女は、
妊娠前から受講できる色々な講座を開いていて、
去年の夏休み予定があったので、
バースセンスレッスンという講座に参加してきました。
これに参加して、私の気持ちはすごく変わりました。
初めて心から子供を産みたいと思いました。
女性に生まれてきてよかったと思いました。
母に感謝しました。
今まで子供が授かること、生まれること、
生命についてはあまり考えたことがなかったのですが、
このセミナーに参加して、目からうろこ、生命の神秘や赤ちゃんのすごさ、
人間の、女性のすばらしさを知ることができて、本当に感動しました。
泣きながらセミナーを受講しました。彼女が書いた本も読破しました。
そして、もっと自分の力を信じてみようと思いました。
きっとわが家にもコウノトリはやってくると信じてみようと思いました。
毎日お風呂場で、“パパもママも待ってるよ♪わが家にやってきたら君は楽しいよぉ~”といつかわが家にやってくるベイビーに話しかけていました(笑)
(下記を読むとこのセミナーの内容の一部がわかると思います)
あれから半年。荻窪街かど展示場もひと段落ついて、
ちょっとゆっくりしようかと思っていた矢先に、
わが家にコウノトリが赤ちゃんを運んできてくれました。
本当に本当にうれしかった。信じてよかったって思いました。
でも、この数年間で私が経験したことは、
自分の人生にとってすごくプラスになったと思います。
子供が欲しいのに出来ない気持ち。
今まで努力すればある程度の事は手に入ると思ってきたのに、
人生自分の力ではどうしようもないことがあることを知りました。
この数年間があったからこそ、
今の方がもっともっと授かった命を大切に出来る気がします。
予定日は12月3日です。
それまで私のお腹のなかで元気の育ってくれることを祈る毎日です。